お城見学①：メントン城Château de Menthon-Saint-Bernard [フランス アヌシーとパリ(2022.8月)]
2022年8月末の夏休みに、フランスのアヌシーAnnecyへ、旅をしました。
旧市街のマルシェを見て運河沿いを歩き、アヌシー城（博物館）を見学したのち、少し遠くのお城へ。
バスに乗り、バス停から坂道を３０分ほど歩いて到着。
そして、45分間のフランス語のガイドツアーの始まり。
フランス語は、100％わからないまま参加し、雰囲気だけを堪能しました＾＾
お城で渡された16ページの英語ガイドブックの中で、個人的に面白いなぁと思ったことを書いておこうと思います。
お城の中に入って、ツアーの始まり。
写真中央は、たぶん、ガーゴイル。
木と石の、素晴らしい建築。
メントン城Château de Menthon-Saint-Bernard
（フランス語だとモントンでしょうか、マントンという表記も。）
メントンMenthonという名前は、ケルト語で「岩の上」を意味する「men/thon」に由来する。
1２世紀(もっと古いかもしれないが定かではない）からあるお城で、村人たちの避難場所となっていた。
２３世代にわたりメントン一族が所有。現在もメントン家が住んでいる。
現在の所有者の曽祖父René de Menthon (1833-1917)が、大規模な修復を行い、現在の城の形になった。（芸術家であり詩人だったそう）
ここは図書室。
図書室を見るのは大好き。
1789年のフランス革命以前の本、12000冊以上が保存されている。
暖炉の上には、一本のオーク材に、Saint Bernard of Menthon(1020-1081)の伝説が彫られている。木彫刻は19世紀のもの。
セント・ベルナルド・メントン（聖 ベルナルド、ベルナルドゥス、バーナード）(1020-1081)
ここで生まれたとの伝承があるそうで、それが本当であれば、この城は12世紀以前から一族が住んでいたことになる。
スイスとイタリアの国境にあるアルプス山脈のグランサンベルナル峠は遭難者の多い場所で、そこに、セント・ベルナルド・メントンは、救助を目的とした修道院ホスピスを創設。
山岳救助のために寒冷な環境で飼育されていた犬種に、自分の名前Saint Bernardをつけ、その犬がセントバーナード犬と呼ばれるようになった。
そのため、登山家やスキーヤーを守護する聖人と言われている。
スキーが好きな私たちにとって、偶然ここを訪れたことは、とてもありがたくって嬉しい。
天井の木組み、細工が美しい。
チャペルの階段下部分は、中世の時代のもの。
これは、チャペルの奥に1907年に描かれた聖人の壁画。
左から2番目が、セント・ベルナルド・メントンSaint Bernard of Menthon。
真ん中の上部には、AΩ アルファ・オメガの文字。最初と最後の文字ということで、最初であり最後である、全て、永遠を示すそう。
そういえば、スペインのガリシア州アストゥリアスで購入したネックレスの十字架の上にも、この文字がありました。信仰はないのですけれども。。何だろうと思っていたことがつながって理解できるのは嬉しいです。
ここの窓ガラスも、とても美しかったな。
あと一回、このお城の話が続きます。
旧市街のマルシェを見て運河沿いを歩き、アヌシー城（博物館）を見学したのち、少し遠くのお城へ。
バスに乗り、バス停から坂道を３０分ほど歩いて到着。
そして、45分間のフランス語のガイドツアーの始まり。
フランス語は、100％わからないまま参加し、雰囲気だけを堪能しました＾＾
お城で渡された16ページの英語ガイドブックの中で、個人的に面白いなぁと思ったことを書いておこうと思います。
お城の中に入って、ツアーの始まり。
写真中央は、たぶん、ガーゴイル。
木と石の、素晴らしい建築。
メントン城Château de Menthon-Saint-Bernard
（フランス語だとモントンでしょうか、マントンという表記も。）
メントンMenthonという名前は、ケルト語で「岩の上」を意味する「men/thon」に由来する。
1２世紀(もっと古いかもしれないが定かではない）からあるお城で、村人たちの避難場所となっていた。
２３世代にわたりメントン一族が所有。現在もメントン家が住んでいる。
現在の所有者の曽祖父René de Menthon (1833-1917)が、大規模な修復を行い、現在の城の形になった。（芸術家であり詩人だったそう）
ここは図書室。
図書室を見るのは大好き。
1789年のフランス革命以前の本、12000冊以上が保存されている。
暖炉の上には、一本のオーク材に、Saint Bernard of Menthon(1020-1081)の伝説が彫られている。木彫刻は19世紀のもの。
セント・ベルナルド・メントン（聖 ベルナルド、ベルナルドゥス、バーナード）(1020-1081)
ここで生まれたとの伝承があるそうで、それが本当であれば、この城は12世紀以前から一族が住んでいたことになる。
スイスとイタリアの国境にあるアルプス山脈のグランサンベルナル峠は遭難者の多い場所で、そこに、セント・ベルナルド・メントンは、救助を目的とした修道院ホスピスを創設。
山岳救助のために寒冷な環境で飼育されていた犬種に、自分の名前Saint Bernardをつけ、その犬がセントバーナード犬と呼ばれるようになった。
そのため、登山家やスキーヤーを守護する聖人と言われている。
スキーが好きな私たちにとって、偶然ここを訪れたことは、とてもありがたくって嬉しい。
天井の木組み、細工が美しい。
チャペルの階段下部分は、中世の時代のもの。
これは、チャペルの奥に1907年に描かれた聖人の壁画。
左から2番目が、セント・ベルナルド・メントンSaint Bernard of Menthon。
真ん中の上部には、AΩ アルファ・オメガの文字。最初と最後の文字ということで、最初であり最後である、全て、永遠を示すそう。
そういえば、スペインのガリシア州アストゥリアスで購入したネックレスの十字架の上にも、この文字がありました。信仰はないのですけれども。。何だろうと思っていたことがつながって理解できるのは嬉しいです。
ここの窓ガラスも、とても美しかったな。
あと一回、このお城の話が続きます。
タグ：フランス アヌシー
2023-05-21 06:00
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コメント(8)
いたるところに木も組み込まれているのが温かい雰囲気ですね。
日本人だからそう思うのかな？
私もスペインでどこかの施設を見学するのに英語ツアーは時間が合わなくてスペイン語ツアーに参加し、まったくわからなかったことがあります。
by YAP (2023-05-21 06:56)
お城のなかの見学、
木のテラスや天井の木組みなど、
いたるところに木が使われていて、
温もりを感じるような内装が印象的に見えます(*'▽')
暖炉の上のカバー（？）も立派なオーク材の美しさと
そこに施された繊細な装飾が素敵☆
窓ガラスの装飾も外の景色と相まって、
とってもいい雰囲気ですね(´ー｀)
by あおたけ (2023-05-21 07:51)
フランス革命以前の本が、１万２千冊ですか。
凄いな
文化を大切にする一族なのですね。
by 八犬伝 (2023-05-21 12:37)
図書室、素晴らしいですね！
どんな内容の本があるのかな～と興味をそそられるのに加え、本が貴重だった時代の収集で、どれほどのお金持ちだったかも想像がつきますね。
暖炉の上の木の彫刻の細かさも凄いな～
これは言葉がわからなくてもただそこに入っただけで楽しめそうですが、英語の説明があってさらに興味津々。良かったですね。
by めぎ (2023-05-21 16:24)
すっきりした幾何学模様のステンドグラス、素敵でやすね！
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-22 13:01)
素敵な図書室ですね。1日いたいです。
by JUNKO (2023-05-22 20:29)
♪皆さま、コメントとnice!ありがとうございます♪
YAPさん
木って、居心地が良いですよね～。＾＾
山が近いから、これだけ木を使えたのでしょうか。
こういう建築、ちょっとアジアを感じます。
スペイン語ツアーで、同じ体験されているとのことで、ホッとしました♪
あおたけさん
木が多く使われていると、なんだか嬉しくなります＾＾
このあたりは山が近いからかな。
細かいところのデザインも凝っていて、23代も同じ一族が所有し続けるってすごいなぁと思います。
この窓ガラスも、良い雰囲気ですよね～♪
八犬伝さん
すごい収集力ですよね。
貴重な本が、たくさん保管されているそうです。
古い本の装丁って、素敵ですね♪
めぎさん
この図書室、圧巻でした。
ほんとに、すごい収集力と資金力ですね～。装丁にもうっとりです。
説明を読むのに、ちょっと時間がかかっちゃましたが、それも含め、とても楽しみました♪
ぼんぼちぼちぼちさん
このガラス、ちょっとモダンな雰囲気がありますね＾＾♪
JUNKOさん
こういう図書室って、居心地が良いですね～＾＾
♪mayuさん、ぼんさんさん、ハマコウさん、yamさん、xml_xslさん、angie17さん、(。・_・。)２ｋさん、ふるたによしひささん、てんてんさん、ずん♪さん、まささん、nice!ありがとうございます♪
by おと (2023-05-23 05:23)
♪ぽこねんさん、TaekoLovesParisさん、nice!ありがとうございます♪
by おと (2023-05-31 23:05)