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ダンヴィーガン城 [スコットランド スカイ島(2023.5月)]

2023年の5月末、片道1000km以上あるスコットランドのスカイ島へ。

緑のぐるぐるのFairy Glenを見た後、スカイ島の西にあるお城を訪れました。

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Dunvegan Castle ダンヴィーガン城
12世紀から続くマクラウド一族 The MacLeods が住み続けている城
初代Leod, Leòd c. (1200 – 1280)は、Norseman、北欧人、ヴァイキングVikingであると言われている

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正面玄関を入ると、まずこの階段。

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美しい調度品の数々。

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16世紀、このマクラウド家と、MacDonalds of Sleatマクドナルド家の確執は大きく、1世紀以上激しい戦いがあったそう。こんな静かな島で、そんな戦いが繰り返されたなんて。

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美しいな。

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クジャクの羽の模様。色合いが絶妙。

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飾ってあった家系図をトリミング。
この4代目夫妻は、とても残虐だったと伝えられている。
妻が逃げようとした娘を地下に閉じ込めたというエピソードとか。。。
読めば読むほど怖い。

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その地下の牢獄の入り口。ここから海だけが見えて、逃げられない。
このパネルの説明にも、食べ物のにおいだけが漂ってきて食べさせてもらえずに餓死するのだという恐ろしいことが書いてある。
古いお城って、必ずこういう怖い場所がある。
ここに、今も住み続けるって、怖くないのかな。選択の余地はないのかもしれないけれど。

マクラウド家系図2.JPG
30代目 Hugh Magnus MacLeod of MacLeod (1973 – Present) 現在50歳
ロンドン生まれ、ロンドンとスカイ島を行き来されているそう。ドキュメンタリーを作ったり、フリーランスのディレクター、プロデューサー、ライターとして映画とテレビの両方で活躍中とのこと。

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このお城の話が、まだ少し続きます。


場所はこちら。

参考に読んだスカイ島サイトはこちらです
nice!(25)  コメント(15) 

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コメント 15

ぼんぼちぼちぼち

孔雀羽柄の椅子、すっごく素敵でやすね!
こういう生地で、ふんわりしたワンピース、作りたいでやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2023-09-04 11:20) 

TaekoLovesParis

現在の御当主が30代目とはすごい。。脈々と続く家系。美味しそうなにおいだけで、食べられない、最後の言葉は、食べ物の名前だったのかしら。
by TaekoLovesParis (2023-09-04 22:25) 

snow

自画自賛優雅な生活をされてたのですね
いつの世の中になっても権力争いが続く
仕方ないとなのかなぁ...
人が力を合わせた時 思いやった時 歓びが溢れた時
最高だと思うのも人なのだけど...
by snow (2023-09-04 22:31) 

めぎ

一般人に生まれた私は、何も引き継ぐものがないけど、先祖の恐ろしいお話も知らずに済んで良かったな~なんて思いました。
立派な家だけど、住み心地はあまりよくなさそう…
by めぎ (2023-09-05 03:18) 

あおたけ

中世文化が大きく発展した時代の
12世紀ルネサンスを感じさせる
瀟洒なお城が素晴らしいですね(*'▽')
正面玄関の大階段はまるで
映画の中の世界を見ているみたい(´ー`)
わー、孔雀の羽の椅子がまた
優雅さを感じさせるデザインで素敵ですね♪
by あおたけ (2023-09-05 07:18) 

YAP

中世の名家には、血生臭い歴史も多いですよね。
ご先祖様のそんな血を受け継ぐのはちょっと...
そんな家に生まれなくてよかったと思います。
by YAP (2023-09-05 07:56) 

ナツパパ

歴史の長い家は、当主はそれまでのすべてを被らないとダメなのは大変です。わたしだったら逃げ出しちゃいたくなりますが、そこを乗り越えられるのが、名家に生まれた人なのでしょうか。ちなみにわが家は、祖父まではずっと農業だったそうですので、残虐からは無縁でなによりです。
by ナツパパ (2023-09-05 09:55) 

Inatimy

家系図を見たら、名前、John と Norman が多いですね。人気のある名前なのかな。
確執のあったMacDonalds of Sleatマクドナルド家は、今も続いてるのかしらね。
歴史のある一族、家って大変だな・・・。
by Inatimy (2023-09-05 16:28) 

八犬伝

地下牢ですか
昔って、恐いことを平気でやっていますよね。
今や30代目ですか
歴史ありますね。
by 八犬伝 (2023-09-05 20:57) 

JUNKO

名家のお部屋や廊下には沢山の肖像画が飾られていますね。
by JUNKO (2023-09-06 18:49) 

おと

♪皆さま、コメントとnice!ありがとうございます♪

ぼんぼちぼちぼちさん
このちょっとくすんだ色合いとデザイン、本当に素敵ですよね!
この柄でふんわりワンピース、良いですね~♪

TaekoLovesParisさん
いろんな拷問があるんだなぁと、、私は食べるのが大好きなので、想像するだけで辛すぎます、涙。
時代に沿って変化しつつ脈々と続く一族、さすがパワフルですごいですね。

snowさん
権力争い、いつの時代もどの世界も尽きないですね。
人間って、そういう生き物なのでしょうかね。。。

めぎさん
生まれた時には、全てを背負っているわけですから、大変ですよね~。一族の長い歴史の中には、人徳ある方もいらっしゃるのですが、あまりにも恐ろしい話が有名で、霞んでしまいます。

あおたけさん
正面玄関の階段、これは二階に上がって横から撮ったものなのですが、玄関を開けるとバーンと真ん中にあって、とても印象深かったです。お部屋も両脇に左右対称に作られていて、とても美しい建築だなぁと思いました。
クジャクのデザイン、ほんと、素敵ですよね~♪

YAPさん
名家には、つきものですね~。それほどに強い一族ということでしょうか。私は怖がりなので、この家は美しいけれども、とても住めないなぁと思います^^夜、うなされそうです。。

ナツパパさん
ほんとですよね、逃れられないですものね。
そんな運命、なかなかに厳しいですね。
うちも父方の祖父母は農家で、美味しい採れたて野菜をいつも送ってくれました^^

Inatimyさん
マクドナルド家のことも、ちょっと調べてみました。
こちらも、とても強い一族だそうで、現在25代目がご健在。
1732年にスカイ島北端のDuntulm Castleから8キロ南のMonkstadtに家を建て移り住んでいます(城の幽霊たちに悩まされたのが原因と言われていて、その城は修復されていません)。Monkstadtの家は、現在修復されて素敵なロッジになっていて宿泊できます(泊まってみたくなりました)。南の方にあるArmadale Castleが博物館として現在公開されています。どちらの一族もさすが、すごいですね、パワフル。。

八犬伝さん
そうですね~。ほんと、容赦ないですね。
名家の方たち、歴史に沿って、自分たちも変化しながら生き抜いているなぁと思いました。

JUNKOさん
そうですね^^必ず飾られていますね。
小さな時から、先祖代々の肖像画を見ながら育つのですね。
by おと (2023-09-06 21:14) 

おと

♪tarouさん、ぼんさんさん、xml_xslさん、angie17さん、ずん♪さん、てんてんさん、(。・_・。)2kさん、「直chan」さん、向日葵さん、mayuさん、まささん、ふるたによしひささん、SORIさん、kenさん、nice!ありがとうございます♪

by おと (2023-09-06 21:18) 

engrid

怖いお箸が必ずある、、、歴史の中に隠された、言い伝えなのか真実なのか、そのお城が息づいてた時代、暮らしが確かに存在してるのですね
by engrid (2023-09-06 22:42) 

おと

♪engridさん、コメントとnice!ありがとうございます♪

そうですね~、お話、立場によって変わるでしょうし、本当のところはわからないですね^^美しい側面だけを連ねていないので、よけいに肌で感じるものがあります。つい、華やかなものの裏側を見てしまいます。

by おと (2023-09-07 23:31) 

おと

♪ぽこねんさん、nice!ありがとうございます♪

by おと (2023-09-07 23:32)