車窓風景 北ウエールズ

2022年の10月はじめ、北ウエールズの旅のことを書いています。

FFESTINIOG & WELSH HIGHLAND RAILWAYS
フェスティニオグ ＆ ウエルシュハイランド鉄道　です。

蒸気機関車の様子や、保存鉄道の予約などについてはこちらをどうぞ。



こんな緑の車両で、この前の3号車に乗車。
私たちは、スタンダードクラスのチケット、往復ひとり￡25でした。
号車も席も自由、スタンダードクラスの車両であれば、どこに乗ってもOK。



運転席＾＾



このPorthmadogの駅は、川が海へと流れていく湾に面していて、鉄道が湾に沿って走っています。
まず見えるのはその湾の景色。
（地形が複雑で、これを湾と呼んで良いのか自信がないのですけれど）
まだ引潮。たぶんこれから、どんどん満ちていく。



そこから内陸に入っていきます。
この窓の開け閉めは、このぶら下がっている太い皮のベルトの穴で調整。
（こういう所が、グッとくるポイント、とても楽しい、笑）

家の間を通って。
民家と車両との距離が近い、狭いな～。



羊たち。



家がたくさん建ち並ぶ場所に、馬がいてびっくり。
子供用の滑り台と馬。。。
どこの馬なんだろう。
住んでいる人たちににとっては、きっと見慣れた風景なんだろうなぁ。



写真がブレブレですが、もう、壁すれすれを行くのです。ぶつかりそうなくらい。



窓から手を伸ばせば届くほどの近さです。
こんなスレート（粘板石）を沢山見かけて、ずっと気になっていました。

保存鉄道のHPに掲載された歴史を読んでいくと、このあたりにある山々がスレート鉱山だったそうです。知っていれば、なんということもない事なのですが、私にとっては、気になっていた景色と歴史が合致して、”あぁそういうことなのかぁ”と、すごい発見をしたような、とっても嬉しい瞬間でした。

この幅の狭さも、鉱山開発の由来だそうです。
歴史を上手くまとめて書くことができませんが、この湾のまわりにまだ何もなかった時、開拓しようとやってきた人たち、そして、スレートを運び発展、戦争、鉱山の終わり、最終的には、保存鉄道として残していくまでの長い長い道のり。何だか胸が熱くなりました。

現在は、助成金の申請も通り、寄付やファンドもあり、たくさんのボランティアに支えられて運行しているとのこと。ボランティアで関わった人の多さとその熱量に驚かされます。

こういうボランティアって、堅苦しいものではなく、仕事とは違う自分の居場所みたいな、鉄道好きのコミュニティみたいな感じなのかなと想像します。近くのパブに行ったり、宿泊が安くなる特典もあるよう。誘い文句も面白くて、とても楽しそうで、さすが、上手いなぁと思いました。

そして、折り返し地点に到着＾＾

コメント 10

北ウエールズの保存鉄道、
先頭に立つ蒸気機関車がカッコいいのはもちろん、
緑色の客車もまた素敵ですね(*'▽')
スタンダードクラスの車両でも
コンパートメントなのがいいなぁ(*´▽｀*)
木枠の窓に、開け閉めは革のベルト、
細かいところにも味わい深さを感じます♪
緑豊かな車窓風景にも気分が和みますね(^^)
by あおたけ (2023-01-12 07:09) 

こういうのがファンドやボランティアで支えられてるって、素晴らしいですね。
こういう行動こそ、心底鉄道を好きだということを示していると思います。
日本の鉄道マニア、特に撮り鉄と呼ばれる人たちにこういう気概があればいいのにと思います。

by YAP (2023-01-12 07:56) 

なるほどこの鉄道は鉱山鉄道だったのですね。
この窓の開け閉めがなんとも面白いし、実用的ですね。
by 八犬伝 (2023-01-12 12:01) 

運転席をこんなに近くで撮れるなんて
メッチャ羨ましいです

by (。・_・。)２ｋ (2023-01-12 15:36) 

ホームページに行って、歴史とボランティア活動だけザザッと読んできました。
本当に面白いですね〜！うまく書いてあるなぁ…書いた人の愛を感じました。
こう鉄道の中から見える景色が凄く素敵なんですけど、撮るのは難しいですよね〜揺れるし、明るさの差もあるし。ちょうど私の登山鉄道の記事とかぶりましたね。あのときも、もっとうまく実況するように撮りたかったんですけど、揺れてねぇ…
ワクワクする内装や外に見えた湾や馬やスレート、一緒に見たように楽しみました。
by めぎ (2023-01-12 16:17) 

緑の列車の色いいですね。
by JUNKO (2023-01-12 16:53) 

4枚目の写真の窓の向こうに見えてる家も、スレートを積んでできたような感じですね。
こちらは煉瓦造りが多いので、石造りの家がとっても新鮮に見えます。
最後の写真も隙間に植物が這って花が咲いてるのが可愛く＾＾。
by Inatimy (2023-01-13 07:03) 

羊や馬が何気なくいるなんて、のどか〜な光景でやすね！
by ぼんぼちぼちぼち (2023-01-13 12:00) 

♪皆さま、コメントとnice!ありがとうございます♪

あおたけさん
ありがとうございます♪
そんなに混んでいなくて、コンパートメント独占して座れました＾＾スタンダードクラスで十分だなぁと思います。
木組みの窓、開け閉めが、ちょっとガタつくんですけれど、そういうところがまた良いんですよね～！笑。
意外と、こういう小さな部分が印象に残りますね！

YAPさん
こういう組織を立ち上げるのって大変でしょうね＾＾日本人って、真面目で、みんなちゃんとやらなくっちゃと思いがちなので、窮屈になりやすいのかな～と思います。英国人って、けっこう適当でゆるゆるな部分が多いし、割り切る部分はしっかり割り切って楽しむのが上手かも。まぁ何もかもが緩くても困りますが、遊び心も大事なのかななんて思います。

八犬伝さん
この窓、いいですよね～＾＾
楽しくってしかたなくって、なんども開け閉めしてしまいました、笑。ちょっとガタついてるし、ベルト穴にもひっかけにくいんですけれど、それがまた楽しいんですよね。。こういうちょっとした不便さって、面白さを与えてくれるな～と思いました。

(。・_・。)２ｋさん
車掌さんが乗っていたんですけれど、いくらでも撮らせてくれる雰囲気でした♪帰りにもう一度乗るときに、運転席に入れてくれて、運転しているみたいにして写真撮って良いよって言われて、嬉しすぎて舞い上がってしまって、あまり記憶がありません、笑。

めぎさん
面白いですよね！私は、歴史も苦手で、あまり辛抱強く読めないんですが、とても引きこまれました。なるほど、愛があるから引きこまれるんですね～♪
ありがとうございます！
ほんと、揺れますよね～＾＾住宅街に馬って、びっくりです。

JUNKOさん
こういう色使い、素敵ですよね。さすが英国って思います。

Inatimyさん
ロンドンも、煉瓦造りの家をたくさん見かけます。
教会は、石造りのものもあるので、半々ってところでしょうか。
郊外に行くと石造りが目立つ気がします。
花って、ほんと、こういう間からも咲いて、強くて可愛いですよね～♪

ぼんぼちぼちぼちさん
むちゃくちゃのどかですよね～。とっても和みます～♪

♪xml_xslさん、ぼんさんさん、ずん♪さん、まささん、てんてんさん、水円　岳さん、TaekoLovesParisさん、SORIさん、nice!ありがとうございます♪
by おと (2023-01-14 00:11) 

♪yamさん、もとこさん。さん、nice!ありがとうございます♪
by おと (2023-01-17 02:32)