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ドキドキしながら発表会のリハーサルに行く [音楽・ピアノ]

ポルトガル旅行の話を書き始めたばかりですが、6月27日月曜日にリハーサルがあったので、今日はそのことを書きたいと思います。

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7月3日に、サマーリサイタルという先生主催の発表会があります。
そのリハーサルに行ってきました。

初めて行く教会。
家から少し遠いので、迷わずに辿り着けるかどうか、ドキドキしつつ。
住宅街にある小さな教会でした。

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リハーサルといっても、本番の順番とは関係なく、時間を3つのグループに大まかに分けてあり、指定された時間帯に行って先生に名前を呼ばれたら弾く、というスタイル。

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曲全体を弾く時間はないので、事前のレッスン時に、この部分とこの部分を弾くようにと、先生が指定してくれています。

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先生が書いてくれた、どの部分をリハーサルで確認するかのメモ。
大ざっぱだけどわかりやすい、笑。左の赤い数字は私が付け加えたもの。

教会のピアノということで、響き方が違うため、先生が観客席辺りで聴いて、音のチェック
もう少しここは軽く、とか、もう少し大きく、とか、メロディとのバランスとか。
先生は、レッスンの時以上に、真剣。
皆が聴いている中、けっこう厳しめに、はっきりと生徒に伝えます。
初めての経験で、とても新鮮な気持ち。

こういう場面、何かのドキュメンタリー番組で見たことあるなぁとか、思いながら、、。

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私の時間帯は、午後6時から午後6時半。小学生くらいの子供たちや、30代くらいの男の方達。
リハーサルは5時から行われていて、小さなお子さんなどは早い時間帯。
私の行った時間帯に来ていた子供たちは、全員、お父さんが付き添っていました。
日本だと、こういう付き添いって、やっぱりまだお母さんが多いのではないかな、、。

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*注:この写真に写っている方は先生ではありません^^先生は若い女性です。

30代くらいの男の生徒さんが、この時間帯には3名。
ひとりの方は、先生に指名されて、私の曲の譜めくりをしてくれました。

先生は、暗譜はしなくて良いという方針なので、発表会でも、全員、楽譜を置いています。
習い初めの頃、先生に暗譜した方がよいか聞いたところ、そんな労力を使う必要はない、暗譜した方が弾きやすければ暗譜しても良いけど、という答え。

出身地だって、母語だって、肌の色だって、髪の色だって、年齢だって、みんな違うのですが、ピアノが好きで、同じ先生に出会って、日々練習して、この発表会に出ようと決めて、このリハーサルに来ている、そのことが奇跡的。いわゆる上流階級の人たちではなく、みんな普通の一般庶民。

久しぶりに、いろんな人のピアノを聴くのが楽しくて、午後7時くらいまで滞在。
いつもどおりに弾けなくて、何度も止まっちゃう人だっているし、むちゃくちゃ上手い人だっている。でも、みんな一生懸命ピアノに向き合っていて、あぁ最高だなぁと感動しました。
先生の生徒さんに音楽学校出身の人はいないと思います。子供達で、目指している人はいるかもしれない。私も音楽学校、音大は出ていません。

印象的だったのは、アフリカ系の女の子とお父さん。
女の子は、先生との連弾で、とっても楽しそうに弾いて、一発OK。
お父さんが観客席の私たちに向かって満面の笑顔、”うちの子、素晴らしいよね!”っていう感じがあふれ出ていて、微笑ましかったです。

ピアノは、初めて見るメーカーのものでした。発表会当日、ピアノの写真を撮る余裕があるかわかりませんが、撮りたいな。すこし鍵盤が重めだと先生に言われていたのですが、そうでもなく、弾きやすい。でも音が出やすくて、音量調整がとても難しく、自分に聞こえる音より客席に響く音が大きい。この音量のギャップが、弾いている本人にはわかりづらい。
数分のリハーサルで、このピアノのタッチを覚えて思うような音を出して弾くというのはとても難しいです。本番、全体がうるさくならないように、大事な部分以外は軽いタッチで弾けたらな、、、。

まぁ緊張しすぎて、何も思うようにできずに終わるに違いないですが、せめてイメージだけでも持っておこうと思います。

とてもアットホームな空間で、それぞれの音楽を共有できたということが、とても幸せで、やっぱり音楽って最高だなと思いました。そして、人種も年齢も多様な生徒たちを教えて、ひとつのリサイタルを真剣に作り上げようとしている先生を、心から尊敬します。

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眩しい太陽と海 ポルトガル ロカ岬 [ポルトガル(2022.5月)]

2022年5月初めのポルトガル旅行のことを、少しずつ書いていこうと思います。

ロンドンは、まだ最高気温が14℃、最低気温が5℃くらいの頃。
リスボンは、ロンドンより10℃くらい高い予報。

ロンドンからリスボンまで、TAPポルトガル航空で、2時間40分。
リスボン空港で、事前予約したレンタカーを借りて、車でポルトまで足をのばす予定。
ホテルはCascaisで1泊→Portで1泊→Lisboaで1泊。
私は、同じ所に数泊してその場所をじっくり味わいたいタイプで、Zさんは、行くからには色々見て回りたいタイプ。車の運転が大好きで、初めての土地を車で走り回るのが楽しいらしい。
ちょっと過密スケジュールだと思いつつ、ポルトガルなんて初めてだし、次にいつ行けるかわからないし、一ヶ所にとどまるのはもったいないかな、、と、私も合意。

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空港からレンタカーをピックアップする場所への乗り合いバスが、まずなかなか来ない。
そして、ピックアップ場所でのレンタル手続きに、たくさんの人が並んでいて、スタッフはたったの3名、、順番はなかなか来ない。
そして、手続きが終わってからも、あるはずの車がそこにはなく、車の受け渡しまで、再び長時間、暑い中、ひたすら待つ、、、。クーラーなど効いている訳もなく、、。

中学生くらいの子供たち二人を連れたフランス人男性は、途中で我慢の限界に達して、スタッフに詰め寄って怒鳴り出す始末。男性は、ちょっとお洒落してキチンとした格好だったので、たぶん、この後、大事な用事があったのかも、、。

車の機種によって、そこにあったり無かったりして、予約した車によっても待ち時間が違っていて、ちょっとしたカオス状態。

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海の色も、空の色も、太陽の日ざしも、あまりにロンドンと違って。
人々の、陽気な、のんびりした感じも、全て。
こんなに違うんだなぁと。

レンタカーの手続き場所で、出会ったご夫婦と、ちょっとだけ会話。
ご夫婦は、旅を終えて、車を返却しにきた方でした。私たちより若い素敵なカップル。

”ここ、ずいぶん待つでしょ?”って、奥さまに声をかけられて。
ポルトガルで、どこに行くのがおすすめか、とか、食べ物が美味しいからつい食べ過ぎちゃったのよ~、とか、他愛のない話だけれど、上品で明るくて可愛らしいご婦人。
どこの国の方だったのかな。

”私たちも、借りるときに長時間待ったのよ~。でも急ぐことはないのよ、これが旅の始まりだし、ここは本当に素敵な所、この待ち時間こそポルトガルって感じ!” って^^
私たちがやっと車に乗れた時には、”楽しい旅を~!”って、ふたりで手をふってくれて。

道が狭く運転に気をつける場所などのアドバイスも。

この会話のおかげで、長時間待ったことを忘れるくらい、とっても幸せな気持ちになりました。
あぁ、こういう素敵な人になりたい。

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ロカ岬。ヨーロッパ最西端の岬。

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ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩『ウズ・ルジアダス』第3詩20節の一節
「ここに地終わり海始まる(Onde a terra se acaba e o mar começa)」ウィキペディアより。

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ここでも、危なっかしい所に行く人々。
写真の中央部辺りに、点々と小さく写っている姿が見えるでしょうか。
断崖絶壁を海に向かって歩く人がたくさん。
こういう場所って、行けるところまで行きたくなるものなのでしょうか、、。



私たちは、ここから車でリスボンの方へ少し戻って、Cascaisカシュカイシュへ。

しばらくポルトガル旅行の事を書こうと思います。
長くなるかもしれません、よろしければぜひ、お付き合いください^^
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ロンドンを見渡す丘へ Hamstead Heathハムステッド・ヒース [ロンドン散歩]

2022年6月中旬の天気の良い日の夕方、散歩に行くことにしました。
去年2021年8月に訪れた時、携帯で撮った写真と合わせて書いてみます。

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10日ほど前の6月中旬、19時前の写真。
このような丘や高台からロンドンを見渡せる所が少なくて、時々行きたくなります。
風のとおる、気持ちのよい所。

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わんちゃんも、嬉しそうに走り回っていました。

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ここから、3枚は、2021年8月中旬の18時頃の写真(携帯)

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森のように見える方に向かって、かなり下り坂。
ここを走ってトレーニングしている方も。

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坂を下っていくと、こんな景色。
この日は、雨上がりで、芝生がかなり濡れていました。
みんな、そんなことをあまり気にしないんですよね^^

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戻って、ここからまた、2022年6月の写真。
入り口から池を通って、こんな道を登ると先ほどの開けた丘に出ます。

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驚きなのは、このブイの浮いている所は遊泳OK。
まだ6月で気温もそれほど上がっていない(最高22℃)のに泳いでいる人が、、、。
この写真ではわかりにくいかと思いますが、数名。

水も、そんなに綺麗とは思えないし、本当に「池」なんですが、楽しそうに遊泳。
ちゃんと脱衣場などもあるようです。
昨年8月には、若い女の子達も含め、たくさんの人たちが泳いでいて、びっくり。
泳ぐというより、「水浴び」、という感覚でしょうか。
緑に囲まれていて開放感があって気持ち良さそうではあります。

英国の方達って、ほんと、どんな池でも、すぐ飛び込んじゃうらしく、水質の悪い所で泳いで病気になる場合があるので、入る前に遊泳できる場所かどうかを確かめましょうという記事を読みました。すごい、、。
私は、ここに入って泳ぎたいとはとても思わないなぁ、、。
澄んだ美しい川なら、足を入れたくなるけれど、、。
日本って、本当に水が豊富で美しいなぁと実感。

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こちらは、遊泳禁止ゾーン。
それでも、昨年は、入っている人を見かけました、、でも、まぁ誰も監視はしないし、何かあっても自己責任です。

友達とピクニックする人、トレーニングする人、犬の散歩をする人、ただのんびり景色を眺める人、音楽を聴いている人、大きなカメラで写真を撮りに来ている人、泳いでいる人、いろいろな過ごし方があって、良いなぁと思います。


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