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フランス アヌシーとパリ(2022.8月) ブログトップ
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フィエール峡谷Les gorges du Fierというところ ① [フランス アヌシーとパリ(2022.8月)]

2022年夏の終わり、フランスの旅、アヌシー3日目。
最初の2日間は、無料バスで旧市街やお城を訪ねてまわり、残り2日はアヌシー駅前でレンタカーを借りました。

ZU~さんは、車の運転が好きなので、旅に出ると必ずレンタカーを借りて走りたい人。。

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まず最初に訪れたのは、フィエール峡谷 Les gorges du Fier。
ホテルの部屋のアヌシー観光案内に、旧市街のマーケットとともに紹介されていて、それを見て行くことにしました。

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ここ一帯の案内図。このお城には行かず。

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Fierフィエール川。

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開いたばかりで、まだ人も少なく、入り口でチケットを購入して出発。
9時半オープンで、一人€6。
高所なので、めまいがするひとは、注意が必要。
私も高所は苦手なのですが、こうやって、ちゃんと手すりが近くにあれば大丈夫。

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上から差し込む光が綺麗だなぁ。

この峡谷の話が、あと二回続きます。
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お城見学②:メントン城Château de Menthon-Saint-Bernard [フランス アヌシーとパリ(2022.8月)]

アヌシーのメントン城見学の続きです。

メントン城Château de Menthon-Saint-Bernard
(フランス語だとモントンでしょうか、マントンという表記も。)
1000年もの間、23世代にわたりメントン一族が所有。現在もメントン家が住んでいる。メントンMenthonという名前は、ケルト語で「岩の上」を意味する「men/thon」に由来する。

フランス語は、100%わからないまま見学ツアーに参加し、雰囲気だけを堪能しました^^
お城で渡された16ページの英語ガイドブックの中で、個人的に面白いなぁと思ったことを書いています。

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お城の中で一番大きな部屋。1740年に作られた。
部屋の暖炉の上の中央に、家族の紋章と家訓

”Toujours Menthon, Partout Menthon”

直訳だと、Always メントン Everywhere メントン 
これだと、いつでもどこでもメントン(笑)になっちゃう。

ガイドブックの訳は、Foever メントン Everywhere メントン
メントン家永遠なれ、、みたいな感じでしょうか。

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個人的には、この暖炉の上に飾られた重そうな花器や陶器が気になって。
地震があったら、頭の上に落ちてきますよね。。。地震がないからできること。。

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SMALL SALOON 
この小さな部屋は、家族や親戚の集まりに使われた。
1950年代にシャルル・ド・ゴール将軍をここに招いたことがあるそう。

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COUNTESS’S BEDROOM
1820年に改装された、夫人の寝室
当時のベッドが小さいのは、人々は死ぬのを恐れてあまり睡眠をとらなかったからだ、との説明。
それは初耳だなぁ、、そうだったのでしょうか。
ベッド後ろの壁にかけてあるウールのタペストリーは、部屋の温度や湿度を保ったり、隙間風を防ぐのに役立ったそうです。実用的な要素もあったんですね。

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最後に見たのはキッチン。

このお城には、シャルル・ド・ゴール以外に、哲学者のジャン=ジャック・ルソーや、ウォルト・ディズニーも訪れている。ディズニーの眠れる森の美女のお城は、ここにインスパイアされたものだそう。
メントン家のFrancois de Menthon(1900-1984)については割愛。

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帰りは、歩かずにバスを待ちました。(たくさん歩いてお城に到着した話はこちらです。)
こんな場所に、本当にバスが来るのか不安、、、若い男女が待っているから、きっと大丈夫。

待っていると、7人乗りの小さなバンが到着。
普通の車だったのでびっくり。(そんなに乗る人がいないからだろうな)
V3というルート番号が貼ってあるので、これで正しいはず。

乗ったのは良いけれど、フランス語で話してくれる運転手さんの言葉が全く理解できない。
たぶん、どこで降りるのか?って聞いてくれているのだと思うのだけれど。

私たちの様子をみて、一緒に乗った若い女の子が、英語とフランス語で通訳してくれました。
あぁほんとうにありがとう!^^ 感謝でいっぱい♪ 

バスを乗り継いで、無事、ホテルに帰りました。

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お城見学①:メントン城Château de Menthon-Saint-Bernard [フランス アヌシーとパリ(2022.8月)]

2022年8月末の夏休みに、フランスのアヌシーAnnecyへ、旅をしました。
旧市街のマルシェを見て運河沿いを歩き、アヌシー城(博物館)を見学したのち、少し遠くのお城へ。
バスに乗り、バス停から坂道を30分ほど歩いて到着。
そして、45分間のフランス語のガイドツアーの始まり。

フランス語は、100%わからないまま参加し、雰囲気だけを堪能しました^^
お城で渡された16ページの英語ガイドブックの中で、個人的に面白いなぁと思ったことを書いておこうと思います。

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お城の中に入って、ツアーの始まり。
写真中央は、たぶん、ガーゴイル。

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木と石の、素晴らしい建築。

メントン城Château de Menthon-Saint-Bernard
(フランス語だとモントンでしょうか、マントンという表記も。)

メントンMenthonという名前は、ケルト語で「岩の上」を意味する「men/thon」に由来する。
12世紀(もっと古いかもしれないが定かではない)からあるお城で、村人たちの避難場所となっていた。
23世代にわたりメントン一族が所有。現在もメントン家が住んでいる。
現在の所有者の曽祖父René de Menthon (1833-1917)が、大規模な修復を行い、現在の城の形になった。(芸術家であり詩人だったそう)

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ここは図書室。
図書室を見るのは大好き。
1789年のフランス革命以前の本、12000冊以上が保存されている。

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暖炉の上には、一本のオーク材に、Saint Bernard of Menthon(1020-1081)の伝説が彫られている。木彫刻は19世紀のもの。

セント・ベルナルド・メントン(聖 ベルナルド、ベルナルドゥス、バーナード)(1020-1081)
 ここで生まれたとの伝承があるそうで、それが本当であれば、この城は12世紀以前から一族が住んでいたことになる。

スイスとイタリアの国境にあるアルプス山脈のグランサンベルナル峠は遭難者の多い場所で、そこに、セント・ベルナルド・メントンは、救助を目的とした修道院ホスピスを創設
山岳救助のために寒冷な環境で飼育されていた犬種に、自分の名前Saint Bernardをつけ、その犬がセントバーナード犬と呼ばれるようになった。
そのため、登山家やスキーヤーを守護する聖人と言われている。

スキーが好きな私たちにとって、偶然ここを訪れたことは、とてもありがたくって嬉しい。

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天井の木組み、細工が美しい。
チャペルの階段下部分は、中世の時代のもの。

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これは、チャペルの奥に1907年に描かれた聖人の壁画。
左から2番目が、セント・ベルナルド・メントンSaint Bernard of Menthon。

真ん中の上部には、 アルファ・オメガの文字。最初と最後の文字ということで、最初であり最後である、全て、永遠を示すそう。
そういえば、スペインのガリシア州アストゥリアスで購入したネックレスの十字架の上にも、この文字がありました。信仰はないのですけれども。。何だろうと思っていたことがつながって理解できるのは嬉しいです。

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ここの窓ガラスも、とても美しかったな。

あと一回、このお城の話が続きます。
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