街角のテイラーで ズボンの調整

今年3月、近くの小さなテイラーで、ウールのスカートを直してもらったのですが、とても丁寧で素晴らしかったので、また、久しぶりにズボンを持っていきました。



同じお店なので、今回は写真を撮っていません。

夏のズボン2本と、冬のズボン1本を持参しました。
夏のズボンは、ウエストのサイズが大きくて、自分でつまんで簡単に縫って履いていました。
安いものなのですが、生地がとても気持ちよくって、形も好きだし、まだしばらく履きたいので、ちゃんと直してもらうことに。

冬のウールのズボンは、ヒールを履いていた頃の丈の長さになっていて、もうヒールを履かないので、運動靴に合わせて短くしてもらうことにしました。



いくらくらいですか？って聞いたら、￡100(今の相場だと約16000円)って言われ、高くて目が点に、、、。
大真面目な顔で言われたので、びっくりしちゃったんですが、これはジョークでした、、笑。大阪みたい。

本当の値段は、3本合わせて￡28。もっと値上げしても良いのにと思うほど美しい仕上がりです。



まるで初めからこういうズボンだったかのように、ウエストも完璧に直されていて、直した痕跡さえみつけられない、、。



冬のズボンは、良い生地だったので、裾上げして手縫いしてくれたそうです。
写真ではわかりにくいですが、かがり縫いが、あまりに美しくて、見とれました。
（白い紙をはさんで写真を撮ってみたんですが、いまいちですね、、）

私の前には、若い男性が4着くらい持ってきていて、後ろの小さいスペースで着替えて、自分の体にフィットするようにサイズ調整してもらっていました。
お客さんがたくさん来ていて、とても人気。商売繁盛していてホッとしました＾＾
グーグルマップにも記載されていないし、お店のホームページなども何もないのだけれど。

テイラーについては、前の記事に写真を載せています。興味のある方は、こちらへどうぞ。

スペインムルシア出身の友達に、この話をしたところ、彼女のお母さんも叔母さんも、裁縫が得意で、一から洋服を作れるくらいの腕前だそうです。彼女は、裁縫が苦手なので、全部お母さんに直してもらっているそう。得意な人が多いので、テイラーが儲からないそうです。でも世代が変わると需要が増えるかも、と言っていました。日本の自宅近くにも洋服の修理屋さんがあるけれど、新しく買った方が安いですよと言われたり、ちょっと複雑なものになると断られる事が多いです。
こういう小さな手作業のお店って、需要がないと立ちゆかないし、経営が難しそう。

このお店、ほんとうに仕事が丁寧で、洋服を大切にしているのを感じるので、とてもお気に入り。
自分の好きな服は、こちらにいる間に、このお店で心地良いサイズに直してもらおうと思っています。

コメント 10

イギリス人はわりと真面目で頭が固いイメージがありますが、そんなジョークを言うとは。
腕は素晴らしいみたいですね。
もう少し技術料をとってもいい気がします。
by YAP (2022-09-20 08:06) 

おとさん　こんにちは
近くテイラーがあって気楽に直してもらえるとはイギリスらしいです。物を大切にする文化があるのでしょうか。3本合わせて￡28と言うのもいいですね。
by SORI (2022-09-20 13:13) 

100ポンド
それは高いですね(^^;
確かに、大阪みたいかもしれませんね。
by 八犬伝 (2022-09-20 20:33) 

あ〜 ビックリ そんな高いのかと思っちゃった
俺 足長いから 丈はそんな詰めた事ないんですよねぇ
毎回 20cmくらいしか
まあ キムタクもトムクルーズもきっとそれくらい詰めてるだろうから
世界標準だと自分では思ってます（笑）

by (。・_・。)２ｋ (2022-09-20 22:02) 

新しく買った方が安いと言われても・・・今、手にあるこれが履きたいから持ってきてるのに、って思っちゃいますよね。売ってるものって、自分の体型にぴったり合うとは限らないもの。ちゃんと快く引き受けて直してくださるテイラーさん、心強い暮らしの支えですね＾＾。
by Inatimy (2022-09-20 22:20) 

そういう方がこちらでも目立たないところでひっそりと仕事をしています。出会いがあるとうれしいです。
by JUNKO (2022-09-20 22:26) 

さすが紳士服、背広の語源の国ですね。ロンドンのセヴィルロウstreet
が、紳士服のテーラーが立ち並ぶ道なので、セヴィルロウ＝背広になったと聞きました。コリン・ファース主演のスパイ映画King’s man のアジトが、なんとセヴィルロウstreetだったんですよ。
値段が高くないのに丁寧な仕事は、うれしいですね。母はSingerミシンを使ってました。裾上げくらいなら出来てもウェスト詰めは素人の手に負えませんよね。
by TaekoLovesParis (2022-09-21 00:27) 

イギリスでは仕立て屋さんでお直しもしているのですね。
こちらは仕立て屋さんとお直し屋さんは別々で、私はお直し屋さんの方にはよく行くけど仕立て屋さんの方には一度しか行ったことなくて。それも、自分のではなくうちのドイツ人のスーツを仕立てるときでした。
洋服屋さんの方でお直しをするサービスが普通無いので、お直しに出さざるを得ないことが多いです。こちらで買うと裾もですが袖も長いし。
お気に入りの服、体にぴったりにできると嬉しいですね。
by めぎ (2022-09-21 05:53) 

♪皆さま、コメントとnice!ありがとうございます♪

YAPさん
聞くところによると、皮肉っぽいジョークとか自虐ネタとか好きらしいです。ここの店主は、アジア系の方なのでイギリス人気質かどうかわかりません＾＾もっと技術料取るべきですよね！
真面目で神経質そうなイメージがありますが、私の行動範囲では、そういう人たちは見かけなくって、どちらかというとビールをがぶがぶ飲む豪快なバイキング系？です。

SORIさん
ここは、洋服を直してくれる専門店で、そういうリペアショップがいくつもあります。日本も、昔は何でも直したり穴をふさいだりして、長く着ていましたよね＾＾

八犬伝さん
びっくりです、大阪って、すぐ、何ひゃく万円って言いますよね、笑。私は、とっさにツッコミ入れられるほど機転が利かないし英語力もなくって残念です。ねんでやねん！くらい言いたかったです。

(。・_・。)２ｋさん
♪20㎝の丈詰め、少ない少ない♪
世界標準、、、うーん、たぶん？？笑笑。

Inatimyさん
直してもらえるとほんと嬉しいですね＾＾
自分でできれば一番良いのですが。店主さんが、私が自分でウエストつまんでざっくりと縫ったひどい状態のズボンを見て、笑ってました。

JUNKOさん
そうですね。日本にもきっといらっしゃいますね。
こういう出会いって大事ですね＾＾

TaekoLovesParisさん
セヴィルロウstreet、調べてみたら、すごい通りですね♪
有名どころや、事前予約のみ受付の高級テイラーさんがずらり。
こういう所、とっても高そうですが、一度作ってもらったら体にフィットして気持ちよいでしょうね。憧れます。でも敷居が高くってお値段のことも心配だし勇気がいりますね～。
ウエスト、ぜんぶほどいてカットして綺麗に縫い直し、、すごいなぁと感動。私の母も裁縫得意で服を縫ったりしていたので、母ならできると思いますが、私は全然ダメです。

めぎさん
テイラーという名前でも、リペア専門だったり、仕立てと両方してくれるところだったり、いろいろあるようです。
ここは、お直し専門だと思います。生地を持ち込めば、仕立ててくれるのかどうか、どこまでやってくれるのか確認していませんが、腕が良いので技術的には仕立ても可能だと思います。
高級テイラーは事前予約のみの本格的な仕立て屋さんで、敷居が高くって入った事がありません。父は日本の仕立屋さんで生地を選んで背広を作ったりしていましたが、私も夫も既製品のみで一度も一から仕立ててもらった経験がありません。
リペアサービスって、とても大事ですね～お直ししてもらうと本当に気持ちよく着られて嬉しいです＾＾

♪xml_xslさん、ずん♪さん、まささん、kerokeroさん、nice!ありがとうございます♪
by おと (2022-09-21 19:46) 

♪ぼんさん、てんてんさん、snowさん、「直chan」さん、yamさん、nice!ありがとうございます♪
by おと (2022-09-26 21:52)