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古い家屋を生かす [日本にて]

2023年10月末の帰国中、古い家屋を残し、再利用されている場所を訪ねました。

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こちらは台東区谷中。
築68年の木造アパートを改修して、最小文化総合施設として運営されています。
2018年度グッドデザイン金賞。
デザインも素敵、コンセプトもいいなぁと思う。
このカフェの右側はアートスペース。
2階はホテルのレセプション。

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落ち着いた雰囲気。
素敵な若者たちが、楽しそうにおしゃべり。
気持ちの良い空間です。

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鯖のパスタ。美味しかったな~。

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こちらの喫茶店は、1938年創業。
閉店したのち、地元の方や応援する人々によって息をふきかえしたお店。
さらしのような布のカーテン、好きだな。

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いつも、素敵な場所に連れて行ってくれる、大切な友達と、たくさんおしゃべり。
このプリン、ほんのりエスプレッソの香り。キャラメリゼのナッツとよく合います。

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日本人って、古いものを大切にして、そのよいところを残しつつリニューアルするのが、意外と上手いのではないかと思っています。

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別の日に訪れたのは、埼玉県越谷。

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こちらは、明治38年(1905年)からあるお屋敷を、古民家複合施設に。
地域活性プロジェクトだそう。
レストラン、野菜を販売しているお店など。
ジビエのお店で、ランチ。

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残すのって大変だと思う。きっと壊す方が簡単。

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これからも、がんばってほしいな。
古いものと新しいものが、上手く融合してほしい。

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おおきなザクロの木。
また訪れたいと思います。

それぞれの情報はこちらです。
HAGISO
カヤバ珈琲(HP見つからず)設計のコンセプト永山祐子建築設計 
はかり屋

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移動すること [日本にて]

10月初旬から1ヶ月間、日本に滞在していました。

人間って、住んでいる場所に体が適応するようにできているようです。
日本に帰ると、日本の台所での作業がスムーズになるまで、ちょっと時間がかかります。
私の脳の小さな混乱。。。
調理台の高さが10センチ以上違うことや、キッチン家電の違い、鍋や、収納場所などなど。。。
最初は使い方もわからなかったのに、いつのまにか異国のキッチンに慣れた自分に気づきます。

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駐輪場のオープンスペース。
もうすぐロンドンに帰るんだなぁと思いながら。
見慣れた景色も、すべてが新鮮。
ロンドンだと、自転車は、どこかにつないで停めておかないと、ほぼ盗まれます^^

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ランチに誘われて、電車を待っているときの風景。

私の性格の問題なのか、日本を離れる時は、いつも感傷的になります。
自分でもびっくりするほど、寂しいです。
ロンドンを離れる時も寂しいので、大きな移動をしたくないだけかも。
到着してしまえば、気持ちを切り替えられるのですが。
9年ほど前、高校生と大学生の娘たちは日本に住み、私たちは転勤でシンガポールに住んでいました。日本の感覚だと、とても珍しいパターン、私たちは変わりものです。
その娘たちも、すっかり独立。

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今回は、初めて羽田空港第2ターミナルの国際線から出国。
今までずっと第3ターミナルだったので新鮮。
第2ターミナルって国内線のイメージなので、不思議な感じでした。
2020年3月29日に開始したもののコロナの影響で同4月11日に閉鎖、2023年7月19日から3年ぶりに再開したそう。再開できてなにより♪

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ANA一色。

空港とは関係のない話ですが、
今回の日本滞在で感じたのは、遠回しな表現が多いこと。
質問すると丁寧に返されるのですが、結論までが長いことと、要するにどうなのかが結局はっきりしなくて曖昧^^。煙にまかれたみたいに、何を言われているのか、わからないことも度々。昔からそうだっただろうか。時代の流れなのかな。
それとも、私の日本語の理解力が低下しているのだろうか。。

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カーペットもANAのカラー。好きな色合い。
出国後の国際線出発ゲートのあたりにも、お土産屋さんやフードコートがありました。
見ていると、つい、買いたくなっちゃいます。

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日本の日常の風景を、何度も美しいなぁと感じ、そんな自分にホッとしました。
帰りを待ってるからねって、友達が言ってくれて、ジーンとします。

来年は日本に転勤か、それともロンドンか、日本になったとして、どのあたりに住むのかなど、いろんなことが分からないままです。なるようにしかならないけれど、どうなっても動揺しないように、いろんなパターンをシミュレーションしてみる。流れゆくままに、、笑。
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幡野広志さんワークショップ [日本にて]

写真家 幡野広志さんのワークショップに、応募して参加しました。
数年前から、書籍を読んだり写真を拝見したりしていて、
雲の上のような存在だし、お会いできる可能性なんてないと思っていたので、夢のよう。

ワークショップが開催されることを知り、ロンドンからダメもとで応募して10人の参加者枠に入ることができました。いざ、参加できるとなると、喜びと共に、緊張。。
初心者でもOKと書いてあるけれど、本当に私のようなド初心者でも良いのだろうかと、いろいろ不安に思いつつ、でもどうしても行きたくて。

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場所は代々木上原。朝10時集合で、座学あり、写真を自分で撮ってくる時間あり、そのあと、RAW現像を目の前で実際にみせてもらったり。終わったのは18時ころ。

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写真は、自分で撮ってきてくださいと言われた時間に、ひとりで歩いて撮ったもの。
カメラのセンサーサイズについても、初めて知りました。
私のカメラのセンサーは、小さかったです。
自分なりに、教えてもらったことを少しずつ復習中。

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RAW現像というのは、言葉しか知らなくて、実際にやってみるのは初めて。
ワークショップは、とてもあたたかな雰囲気でした。
見ること聞くこと全てが、楽しくって。

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私の持っていた”写真”という概念が、全てひっくり返ったような、刺激的な体験でした。

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一番印象に残ったのは、”好きを重ねましょう”という言葉。
好きな時間帯、好きな光、好きなもの、好きな風景、そうやって、自分の好きなものを重ねていくことで、ヘタでも、いい写真になる。そして、上手くなろうとしない方がよい、とも。

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もうひとつは、たくさん撮る勇気。
現在指導してもらっているウクライナ出身のピアノの先生に、Braveが大事って、毎回、励まされていることと、もしかすると同じだろうか。

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人のまねをせず、流行にとらわれず、自分の心に素直に。
写真も、自分と向き合うことなのかな、と感じました。

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なんと、ワークショップは、お昼つき。
開催された部屋のキッチンで作ってくださった、ふわふわのハンバーグと、美味しいサラダと、出来立てほやほやのごはんを食べさせていただきました。こんな贅沢なワークショップって、あって良いのかと思うくらい。愛のつまった幸せな時間でした。
美味しいものを食べて、好きなことを習うという、最高の組み合わせ。

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たくさん教えていただいたことは、これから時間をかけて、少しずつわかっていくと思います。
私にとって本当に貴重な時間でした。
感謝でいっぱいです。ありがとうございました!
この気持ちが、ワークショップに関わられたすべての方々に届きますように。

12月から、新たなワークショップが開催されるみたい、いいなぁ、日本にいれば行けるのにな。
またいつかの機会に、参加したいと思います。

***追記:このワークショップのために一時帰国したわけではありません。。家族の事で帰る必要があって。^^末娘が結婚します。勘違いさせるような書き方をしてしまって、すみません。
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