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海と海をつなぐ運河とネス湖 [スコットランド スカイ島(2023.5月)]

2023年の5月末、片道1000km以上あるスコットランドのスカイ島へ、ロンドンから車で往復した時の話です。

スカイ島からの帰路、ネス湖の南西 Invergarry 村の宿に一泊し、ハイランド牛に会ったあと、せっかくここまで来たのでネス湖を見に行くことに。
宿から車で15分ほどで、到着したのが Fort Augustus 村。人口は約620人(2020年時点)だそう。

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ここは、The Caledonian Canal の真ん中あたりの地点。  

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The Caledonian Canalは、北海から大西洋を東西につないでおり、長さ100キロほど。
途中、湖や川を通るので、人工的な部分は三分の一。

ちょうど船が通るところに遭遇して、面白くって、ずっとここで見ていました^^
係りの方が、乗組員さんに通行許可のチェックをしているところ。
通行するには事前に申請が必要だそう。

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高低差があるため水位の調節が行われる閘門(こうもん)式運河
東のインヴァネスInvernessから西のフォートウイリアムFort Williamまで水路で行けるそう。
フォートウイリアムと言えば、スカイ島への往路で通ってパブでお昼を食べた所だ。。。

この部分の閘門は5つ
水位調節が行われ、ひとつづつ、ゆっくりと開門されます。
時間がかかるので、その間、乗組員さんは、陸で見ている人たちから質問攻めにあっていました。
どこから来たのか、どこに行くのか、あと何日くらい船で移動するのか‥などなど。
みんな、小さな船の乗組員さんに尊敬のまなざし。

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動画じゃないので、分かりにくくてすみません。
この門の上は、歩道で、船が通るときだけ、係りの人が、通らないようにチェック。
見ていて何が楽しいのか上手く言葉にできませんが、私はこういう工程を見るのがとても好き。
一回一回、陸と船をロープで固定するので、効率的ではないのですが、なんてうまく作られているんだろうと感動♪

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これは、たしか、Caledonian Canal Centreという建物の中の掲示。


このあたり。
A82という主要道路と交わっていて、Fort Augustus Swing Bridge という旋開橋があるのも面白い所。
船が通れるように、橋が水平に回転します。

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向こうに見えるのが運河の閘門のあるところで、手前側がネス湖 Loch Ness

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ネス湖をインヴァネスの方に向かって眺めて。
地図で見ると、ネス湖って、とても細長い。
ネッシーって、この湖のどこかに住んでいるのかな。。

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ネス湖へと歩く途中、向かい側にあった建物。
Fort Augustus Abbey、セント・ベネディクト修道院
19世紀後半から1998年まで修道院、1993年まで男子校も併設。

ウィキペディアによると、1993年に、この男子校で性的虐待などを受けたという疑惑の調査をスコットランド警察が行っているという報道があり、その後、事実を認めて修道士が謝罪。2019年から2年間、外部団体による調査が行われ、ひどいいじめと身体的虐待が行われていたという発表あり。

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今は、素敵な宿泊施設になっています。

私たちは、ここから、インヴァネスへ。

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