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藤田真央 ロンドン公演 ウィグモアホール [音楽・ピアノ]

藤田真央 ロンドン公演 について書こうと思います。
ピアニスト藤田真央さんのオフィシャルサイトはこちらです。

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母が7月初めに日本に帰国、同じ日にZU~さんも数日間の出張に行って、急にひとりになったこともあり、すっかり気がぬけて、いつもチェックするウィグモアホールのメールも見ずに、ボケ~ッと過ごしていました。そして、7月10日の夜、藤田真央さんが、Twitterでウィグモアホールのタイルを載せたのを偶然目撃。

え!!!ロンドン公演!!!なんということ!!!知らなかった!!!
ボケッとしている場合ではない。。。急いでウィグモアホールを確認すると、なんと5日間連続、毎日違うプログラムで、曲はすべてモーツアルト、、ピアノソナタ全曲演奏会。。おお。。

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ダメもとでサイトを確認すると、大好きなバルコニー前列に空席があり、公演2日目のチケットを取得。ひとりで行くことにしました。(ZU~さんは、出張から帰ってきていましたが、ひとりで行ってきて、とのこと。21時半すぎ、終わるころに車で迎えに来てくれました。感謝!)

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ずっと聴きたいと思っていたピアニスト。
願いが叶って、それもウィグモアホールで聴けるとは、もう夢のよう。
こういう時、だれに感謝すればよいのだろう。神さま、ありがとう!

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聴いた時の自分のメモを読み返すと、何を言いたいのか分からないようなシロモノですが(すみません)、ここに残しておこうと思います。

クリアで羽が生えたような音。
一音一音が、光を放っているような。
何度も聴きなれた曲が、まるで初めて聴く曲のよう。
音がどこまでも柔らかく、音の質の違いや重なり、種類の多さに圧倒される。
こんなに美しいモーツァルトは聴いたことがない。
コントロールされた中で、どこまでも広がる自由さ。

奏でるピアノから感じた藤田真央さんは、孤独、いたずら好き、繊細、複雑、天才的で心配になるような危うさ。深い悲しみの中の明るい光、輝きの中にある暗い影。

できることなら毎日通いたいと思いました。素晴らしかったです。
毎日違うオールモーツアルトプログラムを5日間ぶっとおし。モーツアルトって、一音を間違えるだけで、わかってしまうので、本当に恐ろしい。それを、ものすごく楽しそうにピアノと戯れて弾く。尋常ではない集中力。すごいものを聴かせてもらいました。

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プログラムです。
アンコールは、ショパン
Polonaise in A Op.40 No.1'Militaire'
Polonaise in C minor Op.40 No.2

ブラボーと拍手が、会場いっぱいに溢れていました。
これから、チケットがどんどん取れなくなりそう。
至福の時でした。
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6月のごはんメニューと外食 2023 [食べ物・料理]

あっという間に、7月も半ばですが、6月のごはんメニューです。

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母が来たばかりの時の朝ごはん。フルーツの量とか、ヨーグルトは食べるかどうかとか、どんなパンが良いかとか、まだ手探り。

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ハンバーグと、ジャガイモのサラダと、バターナッツかぼちゃのポタージュ。

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母が気に入ったこともあり、何度も作ったのが、骨付きの鶏肉を、和風だしにお酒とショウガとネギを加えて煮たもの。お肉に火が通ったところで、取り出して、いろんな野菜を入れて鍋のような感じに。最後の〆は卵入りの雑炊。
母は、胃が弱くて量も食べられないので、ガッツリなメニューが多い外食は、なるべくせず。
白米は、私たち二人の時より、よく炊きました。柔らかめが好きということで、いつもより水分多めで。

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この日は、タラのフライ。揚げ物は、この一回だけ。フライは久しぶり。
横のガラス容器に入っているのは、タルタルソース。

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旬のさや付きの豆を買ってきて、豆ごはん。紅茶のパックを入れて下茹でした、煮豚。
母によると、紅茶で下茹ですると豚の脂が落ちて、食べやすくなるそう。
朝昼晩、母と一緒に料理。野菜を切ったり、果物をカットするのは、母に任せました。
とても丁寧に綺麗に切ってくれます。

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母が苦手な牛肉のステーキも、一度だけ焼きました。ヤリイカと、しし唐のようなPADRONの煮物。
ステーキはちょっと焼きすぎちゃいました。。母も少しだけステーキを試食。
そら豆を、さや付きで丸ごとオーブンで焼いて。旬なので、とても美味しいです。

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ヤリイカの煮物の残りと、野菜の上に煮豚の残りをのせたのと、ひじきの煮物。

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モッツァレラチーズとトマトとバジル。高野豆腐と人参の煮物。三枚肉の紅茶煮。
私は、こんなにニンジンを小さく切ったことがないので、とても新鮮。

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牛挽肉のミートソースは、一度に作り置きして、冷凍しておいて、お昼に。
鯛めしや、鯛のホイル焼きや、サーモンのソテーなど、魚もよく食べたのですが、写真がありません。よく作るメニューって、つい写真を撮り忘れます。

母が来ている間に一度だけ、3人で外食ディナー。
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シーフード盛り合わせ:オイスター(アイルランドのCarlingford Lough産と、フランスとイギリスの間にあるJersey島産)、ヨーロッパツブ貝(Whelks)、ヨーロッパアカザエビ(Langoustines)、カニ身ほぐしたもの、ムール貝など。と、コーンウォール地方で採れたヨーロッパメルルーサ(Cornish Hake)のソテー、クリームソース仕立て。
母は、貝類が食べられないので、海老やカニと、白身魚のソテーを。
私は、シャンパンを一杯と、白のハウスワイン一杯、ZU~さんは、Hawkstone Lagerと、Hawkstone IPA(コッツウォルズのローカルビール)の3分の2パイントを一杯ずつ。母は、アルコールを飲まないので、暖かいミントティをポットで。
外食の雰囲気も、ちょっと味わえて、良かったかなぁと思います。

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ピアノのレッスンと発表会 [音楽・ピアノ]

久ぶりにピアノの事を書こうと思います。

高齢の母のロンドン滞在中、私の6月のピアノレッスンは、2回ありました。
母がレッスンを見学したいということで、当日の朝、SNSで先生に連絡したところ、
I am very honoured! Looking forward to meeting her! という優しい返事。
一緒にバスに乗って、先生の自宅へ。(私より20歳以上若い素敵な女の先生です)
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いつもは、とってもラフな服装の先生ですが、この日は、ちょっと違う雰囲気。
暑い日だったので、お水まで用意してくれていました。

私も先生も、何だかちょっと緊張しつつ、でもいつもどおりの楽しいレッスン。
レッスン後に、先生が母と私を入れてスマホで自撮りしてくれました。
楽しい時間でした。ありがたいなぁ、先生に心から感謝です。

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6月27日、2回目のレッスン。この日は、母は家でひとりでお留守番。

先生の家の前にある大木に花が咲いていました。
枝葉を広げて、歩道に日陰を作ってくれています。
アメリカキササゲ Catalpa bignonioides (Southern catalpa)でしょうか。。
キササゲ属ノウセンカズラ科シソ目 
何メートルあるかな。。2階部分以上の高さ。

私が練習していた曲は、ラフマニノフのエレジー。
7月2日に発表会があり、参加するかどうか、ずっと迷っていました。
先生に、ギリギリに決めてよいと言われ、
6月27日のレッスンの時に参加を決め、28日の夜がリハーサル。
夜のリハーサルへ私が出かけている約3時間、母は、また家でひとりでお留守番。

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この教会での発表会に参加するのは3回目。母もZU~さんも一緒に教会へ。
参加者は子供たち中心だったので、最年長の私は一番最後に弾きました。
何度出ても緊張。。。終わってホッとしました^^

自分のために、先生に言われていることを書いておきます。

腕をリラックスさせて、指先のみコントロール。次の音への間が長い時も、腕や手首を柔らかく移動させていくことで、スムーズに曲が流れる。硬い音では歌にならない。体と音楽の流れは連動している。なにより大事なのはイメージ。。。そして、表現することを躊躇しないこと。1000回弾いて、一度でも思うように表現できたなら、それで十分に素晴らしい。。。
パフォーマンスの際に、音を間違えることを気にしないこと。小さな間違いにとらわれないで弾く。ピアノと、もっと仲良くなって楽しむ。頭を柔らかく。

ーーー
この発表会に、小学生低学年くらいの兄弟(双子かなぁ)が参加。
ひとりは、全く臆することなく堂々と弾き終わり、もうひとりの男の子が、出番の前に、緊張のあまり泣き出してしまいました。お父さんが、一生懸命に優しく説得、しかし泣き止まず。
先生は、しばらく待って、順番を飛ばし、他の子どもたちが演奏している間に、男の子のそばへ。
4人くらい弾き終わった後、男の子は、落ち着きを取り戻し、スッとピアノの前に座り、見事なパフォーマンスをやり遂げたのでした。観客も拍手喝采。

先生は、男の子に、なんと声をかけたのだろう。
どうやって、あんなに泣いていた男の子を落ち着かせて、ピアノに向かわせたのだろう、、。
魔法をかけたみたい、すごいなぁ。。。とても印象に残った出来事でした。

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