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2023冬の発表会 winter recital [音楽・ピアノ]

12月の2週目の日曜日に、冬の発表会がありました。

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発表会の参加は、4回目です。

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月曜夜のリハーサル時には、まだツリーは飾られていませんでした。
クリスマス時期の教会ならではの、静かで厳かな、神聖な雰囲気に圧倒されます。
想像したより観客が多くて、30名くらいでしょうか、、。

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教会には、たくさんのツリー。
それぞれに、地元のコミュニティ団体の名前が書いてあります。
手作りのオーナメント、素朴で可愛いなぁ。

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先生の演奏で始まります。
左手だけの曲。左手だけで弾いているとは思えない、ゆたかな音色の重なり。
素晴らしかったです。

私は最年長なので、いつも最後に弾くことになります。
覚悟していますが、このパターン、本当にプレッシャーです。
みんなが、美しい演奏を積み重ねているのに、私が最後にひどい演奏をして、台無しにしちゃったらどうしようかと怖いです。(誰もそんなこと、気にしていないとわかっているのですが)

弾いたのは、シマノフスキのエチュード op.4 no3
中間部の後半の一番盛り上がるところで、緊張と相まって心臓がドキドキ、気持ちが高ぶってしまって、肩に力が入って固くなる癖がでてしまいました。
たっぷりと音を聞いて、体幹はしっかり肩はリラックスして弾く練習をしてきたのにな~。
一番気をつけたいポイントだったのに。足まで震えました。とっても残念。悔しいです。

感情の高ぶりのきっかけは、弾いている途中に、教会の上窓から、ピアノに向かって太陽の光が差し込んできたこと。なんて美しいんだろうと泣きたくなるほど感動して、気が散ってしまいました。

先生と私は、何をどう間違えたか、はっきりわかっています(笑)が、ほぼみんな知らない曲なので、何とか勢いでごまかして、止まらずに完走。

先生は笑顔で迎えてくれて、「練習で目指していたような良い演奏だった!」と優しい言葉。
勇気をもって、といつも先生に言われるけれど、なんとか、曲の最後まで勇気を持ち続けられたかな~。

演奏後、初めてお会いするご夫婦が、「心動かされました、聞かせてくれてありがとう」、と声をかけてくれて、あぁ、もっとちゃんと弾きたかった、と心から思ったのでした(涙)。

感情の高まった時こそ冷静に、体と心のコントロールができないといけない、と思うのですが、本当に難しいです。どっぷり疲れました。
先生は、緊張というものは、いつもと違う状況から自分を守ろうとする生物学的に必要な本能だから、と言ってくれますが、、、。

自分の演奏はともあれ、ちびっこたちの真っすぐな美しい音色に感動して、心癒されました。
集まった方々と、この素晴らしい時間と空間を共有できたことに感謝しています。

気持ちを切り替えて、新しい曲を譜読みしはじめます。
自分なりに、音楽を、せいいっぱい楽しもうと思います♪
全て手放して、また最初から一歩ずつ^^
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箱根 宮ノ下へ [日本にて]

2023年11月1日から1泊、母と箱根へ。
母と二人きりで旅行に行くのは初めて。

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箱根登山鉄道の宮ノ下で下車、こんな坂道を下っていきます。

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歩いて行くと、どどーんとそびえたつ富士屋ホテル。
箱根駅伝の中継で有名で、テレビでは見たことがあるけれど、実際に来るのは初めてです。

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右側がフロント。
素敵な女性スタッフに迎えられて、チェックイン。

創業1878年。2020年に全館の耐震工事を終えたそう。
左側にも、いくつものソファーが置いてあり、広くて贅沢な空間。
タイルを使った遊び心のあるデザインで、手紙を書けるようにレターセットが置いてあったり、皮製のオーディオから静かな音楽が流れていたりして、ゆったり。
ここは時間の流れが違うのかなと錯覚します。
向こうに、広い庭園。散策が楽しみ。

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宿泊棟は4つ。泊ったのはフォレスト・ウイング。
大浴場にエレベーターですぐ行けて楽でした。
部屋のお風呂にも温泉の湯が出るようになっていますが、広々している大浴場が好きです。

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圧巻だったのは、ホテル・ミュージアム
145年の歴史がつまっていて、昔の出納帳などの展示も面白かったです。
このホテルが初めて建ったのが、廃藩置県のころだなんて、すごいな。
著名人も多く宿泊していて、チャーリー・チャップリン、夏目漱石、ジョン・レノン、三島由紀夫、ツィギー、アルベルト・アインシュタイン、ヘラン・ケラー他の、サインや写真など。
思ったより時間をつかい、じっくり見学しました。

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夜は、ザ・フジヤのフレンチ。(朝晩2食付きで宿泊予約しました)

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ひとつひとつが繊細で、とても美味しかったです。
(鱒のディルマリネ 根セロリと洋ナシのレムラード添えと、かぼちゃのポタージュ)

母のメニューは、できる範囲で変更してもらいました。(牛肉が苦手で牛乳アレルギーがあります)
年齢のこともあり小食なので、迷ったのですが、ポーションが小さめということで、量は減らさず。
いろいろ細かな相談に乗ってくださって、心から感謝。

デザート(柿のキャラメリゼとソルベ 黒糖ブラマンジェ 白ワインジュレと柿のソース)だけが、味のバランスが悪くて、ちょっと残念。もうちょっとシンプルな方が好み。
それまでが素晴らしかっただけに、どうしてかなぁと気になってしまいました。

いろんな話をしながら、ゆっくり食事、至福ですね~。
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入り口横の階段。このラベル、いいなぁ。
天井に描かれている野の花(日本アルプスの高山植物だそうです)が、印象に残りました。

この旅の話も、もう少し続きます。

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市場、そして食べたもの [ザルツブルク(2023.7月末)]

2023年の7月の終わりに、めぎさんにお誘いいただき、ザルツブルク音楽祭へ。
この日の朝は、めぎさんが買い出しに行かれている市場に連れて行ってもらいました。

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手前は、パン屋さん。奥は、ハムとチーズかな。

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八百屋さん。

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ズッキーニの花。新鮮で、きれい^^
フリットにして食べたことがありますが、とても美味しいです♪

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お惣菜を売っているお店。
ここで、フレッシュチーズを買って、ロンドンに持って帰りました。
美味しかったなぁ。

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オーストリアのアプリコット。右手前は、ジロール茸(アンズ茸)。
旬の地ものって、間違いないですね♪

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めぎさんが、このお刺身を購入。
なんと、炊飯器でご飯を炊いてくれて、海鮮丼をごちそうになりました。

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帰りがけに、市場の端っこに、揚げたてを売っていました。
あぁ、身が柔らかくって、絶品!
市場って、ほんと、楽しい^^

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有名なミラベル庭園も散策。

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庭園の奥に、小人たちの石像。
説明によると、ヨーロッパ最古のドワーフガーデン。1695年ころ造られた。
28体すべてが、1811年に競売にかけられたそうで、ここに戻っているものは19体。

子供のころ、佐藤さとるの「コロポックル物語」を、夢中で読んだことを思い出しました。
森の奥や、葉っぱの下に、コロポックルの世界があるに違いないと^^。

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これはザルツブルク塩のお店。
買って帰ってきたお塩は、今もキッチンで活躍中。

3泊4日、あっという間でした。
市場でも、めぎさんがドイツ語でやりとりしてくれて、いろんなお惣菜を試すことができました。
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豪華な夕食の日々、そして美味しいビールとワイン。

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最後に、めぎさんと、オペラ鑑賞の後に飲んだお店^^
こんな素敵な旅を、ありがとうございました♪
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