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イギリスの南西 コーンウォールCornwall ホテルのこと [英国 街・都市・遺跡 巡り]

4ヶ月ほど前までさかのぼって4月中旬、イギリス南西へ2泊3日で出かけた時の事を書こうと思います。

私は月を見るのが好きなのですが、このホテルに泊まったときの出来事が、とても印象に残っています。

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コーンウォールCornwallへ行ったのは、イギリスのモンシャンミッシェルと言われている所を訪ねたくて。その他にも、ナショナルトラスト管理の場所がたくさんあります。
私たちは、Truroという街の、ちょっと良いホテルに泊まることにしました。

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敷地が広く、緑が多くて素敵な所。

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見えているのが The Main Houseで、本館。
右側の黒い扉の建物は、結婚式やイベント会場として使われていて、この本館にレセプションがあります。

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私たちの泊まったのは、このThe Courtyardの方で、別館みたいなところ。
この左手に広い駐車場。

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2泊したのですが、ホテルのサイトのポイントが貯まっていたので1泊無料でした。
そのおかげで、2泊で二人の合計£200。

到着して、車を駐車場に止め、さあチェックインのためにレセプションに行こう、と車から出たとき、向かい側の車がどんどん迫ってきて、隣の車にぶつかって止まりました。
何が起こったのかと、びっくりして、中を見ると、無人。

サイドブレーキの引き忘れで、駐車場の傾斜で、勝手に動いたようで、、。危ない。。

とにかくホテルの人に知らせないと!と、携帯で写真も撮って、フロントデスクのお姉さん3名に説明。かなりビックリしたので、一生懸命説明した私たち。

スタッフのお姉さん達、とても冷静に、すぐ車の持ち主のお部屋に連絡。
ぶつかられた方の車には連絡無し。まぁバンパーに当たっただけだし、大丈夫かな。
(でもきっと、日本なら、連絡するだろうな、、。そして謝るだろうな、、。)

一段落して、スタッフのお姉さんのひとりが、ふと、「今日は満月だから、月の引力で車が動いちゃったのよ。そういう不思議なことってあるわよね~っ」て、笑いながら。
(え?月??)

わりとシリアスな状況で、このウイットに富んだ、ちょっと素敵な言葉が出てくるのがすごい。
え?ほんとに??って真面目に聞き返したけれど、なんだかそこにいる皆で笑っちゃって。
その一言で、場がすっかり和みました。
しょうがないね、こういうこともあるよね、という緩い雰囲気に包まれて。
事実、本当に満月だったのですから。
(こんな上手い、事の収め方って、あるでしょうか、、。)

もうそれだけで、私は、このホテルのことが、とても好きになってしまったのでした。

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敷地には、いろんな花が咲いていました。ツヅジかな?

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ホテルから出て少し歩くと、道路の中央にハリネズミ!

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私の大好きな、ハリネズミ!右側にも!
上手く写真に入らないのがもどかしい、、。

ホテルのHPはこちらです。

The Alverton Manorの東棟は、1830年代に建てられたもので、その後、一部がコーンウォール銀行所有となり、1879年に銀行閉鎖、1883年には修道院として使われる。だんだん修道院としての規模が小さくなり1984年には修道女が転居、カントリーホテルとなる。2012年にCornish hotel groupがAlverton Manorを購入してThe Alvertonに改名。という歴史をたどったそうです。(HPより)

食事も美味しく、小鳥のさえずりがずっと聞こえて、都会とは思えない静けさでした。



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めったにない連日の暑さを乗り越える [ロンドン 日常の出来事など]

イギリスでは、めったに最高気温30度を超えることはなく、昨年30度を超えたのは3日ほどでした。
今年は、7月の熱波で、日中38度ほどまで上がって次の日には下がり、8月にも33度くらいまで上がる日が4日ほど続きました。

湿度が低いので、日本の夏に比べると、ずっと体感温度も低いのですが。

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でも、クーラーがない生活、というのが、ちょっと、こたえました。
クーラーがあるのは、大きなスーパーや商業施設とオフィスだけです。
ちいさな個人商店にはないですし、ホテルやカフェにもないことが多いです。
駅や地下鉄やバスにもありません。(最新の地下鉄車両にはあるみたい。。)

だいたい、お昼頃からぐんぐん気温が上がり始めます。
暑かった日、気分を変えて外で食べることに。
簡単なお弁当を保冷バッグに入れて、冷たい水も水筒に入れて、夕方から車で外出。

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豚肉を焼いて、プチトマトいりの甘辛いソースにからめたもの。
野菜には、マヨネーズと醤油麹を混ぜたものを付けて食べることに。
ごはんには、日本のふりかけ。大事にとっておきすぎて、期限が切れています。

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座ったベンチから見上げた写真。
大きな木の下は、影になっていて、風が通ってとても涼しくて快適です。
たぶん5度以上違うと思います。いつも日陰の涼しさに驚きます。

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食べ終わってから、散歩。
お弁当を食べたのは、この写真の向こうの、木がたくさんある場所。
ベンチで軽食をとる人は私たち以外にもいて、快適な場所を求めてここを訪れたのかなと思いました。
緑の木陰での食事は、とてもリラックスできます。暑すぎるからか、湿気がないからなのか、虫もいなくて、見かけたのは可愛らしいリス。食事中だったのでリスの姿は撮れず。

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ギルフォード城 
王宮、刑務所、個人の邸宅などとして使われた後、 1885年にGuildford Corporation へ売却。1888年より公共の庭園としてオープン。(Guildford Borough Councilの解説から抜粋)

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お城の中は時間外で入れませんでしたが、敷地が広く、静かで空いていました。



このまわりには、ちょっと素敵なレストランやバーもあり、時間的にもそちらの方が人気のよう。
入ってみたいなぁと後ろ髪ひかれつつ、また車に乗って見晴らしの良いところへ移動。

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夕焼け。美しい空でした。
ここは、本来なら青々とした芝生のはず。。
英国は、この数ヶ月間、降水量が少なく水不足で、たくさんの公園の芝生が枯れています。

16日から、いつものイギリスらしい曇り空となり、やっと雨が降って、最高気温は24度に下がりました。イギリスの夏も、そろそろ終わりそうです。
最近は、いろんな場所で音楽フェスがあって、夏を惜しむかのように盛り上がっています。

暑すぎるのは辛いけれど、夏が終わるとなると眩しい太陽や青空が恋しい、、という矛盾^^
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パリで楽しかったこと [パリ(2023.8月・2022.6月)]

6月の出張終わりに待ち合わせて訪れた、パリ2日目。
この日の夕方のユーロスターでロンドンに帰ります。

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あと6時間ほどの滞在。
ホテルのすぐ近くに八百屋さんがあって、旬の果物が店頭に並んでいました。
フランス語、全く話せないけれど、指さしながら、下手な英語で聞いてみる。

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お店のおじさんは、私が質問した2種類のサクランボを、ちょうどよい感じで混ぜて入れてくれました。これを、ふたりで食べながら歩きました。ほんとうに、感動の美味しさ。
歩いている途中で、買い物袋を下げた(たぶん地元の)普段着マダムが、良いわね~って微笑んでくれて嬉しかった。

行儀悪いけれど、パリはゴミ箱もたくさんあって、たねもすぐ捨てられます、笑。
こういうの、とっても楽しくて好きです。(そういえば、どこでだったか、完熟トマトを道ばたで食べたこともあります、山梨では、完熟桃も)

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凱旋門の下は、観光客でいっぱいだったので、離れた所からちょっと眺めて、目指したのは、ジャックマール・アンドレ美術館のカフェ。

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美しいなぁ、、とても来てみたかった所。

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美術館を見ないで、カフェだけ行くなんて、ちょっと反則かな。。
食事も美味しくて、スタッフの方も感じが良くって素晴らしい。
グラスワインもたっぷり。ランチの卵ふわふわキッシュが、私には大きくて、なんとか完食。

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猛暑日で、外は気温がぐんぐん上がっていました。
逆光ですが、このランプの左側にデザートが並んでいて、とっても食べたかったのです。
でもお腹がいっぱいで、もう食べられない。
食べすぎると、お腹が痛くなる体質なので、断念。

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写真右手が、カフェです。
暑くたってテラス席が大人気^^

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そこから、地下鉄に乗って、オランジュリー美術館へ。(前日夜にオンライン予約)
以前、親友からここの話を聞かせてもらって以来、いつか来たいなぁと思っていた所。まさか本当に来ることができるなんて。感慨深いです。

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ここを歩いて、オルセー美術館に向かったのですが、長い行列で断念。またいつか、、。

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気を取り直し、荷物を預けているホテルそばのカフェで休憩。そのとなりのジェラードを食べました。
このジェラードやさん、ロンドンにもあるのですが、パリの方が美味しそうに見えたのはなぜだろう、、。旅先マジック?パリ効果?かな。。

ちょっとだけパリ見学、あっという間でした♪
行きは、ひとりで緊張したユーロスターも、帰りはリラックス。

まだバカンスシーズンではなかったのに、ヒースロー空港が、この頃すでに人員不足でカオス状態だったため、ユーロスターに乗る人が増え、混んでいました。ヒースロー空港は、一日の旅客数を制限した結果、最近やっと落ち着いてきたようです。



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