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バーマス鉄道橋を歩く 北ウエールズ [イギリス保存鉄道]

2022年の10月はじめに訪れた、北ウエールズについて書いています。

Barmouth Railway Bridge バーマス鉄道橋
ウエールズ語 Pont reilffordd Abermaw
に、もしかすると歩道があるかもしれないと思い、歩いて行ってみることにしました。

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すぐ横が線路。あ、歩けそう♪

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ずうっと前をいく二人組も見えて、さあ行ってみよう。

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ウィキペディアによると、
ウェールズで最も長い木造の高架橋であり、イギリスで使用されている極めて古い高架橋の1つ。
全長 820メートル のうち 700メートル が木造。
1864年建築開始 1867年に開通、線路を使用した蒸気機関車牽引の運行が開始された。
木材を使用したのは、海路でバルト海沿岸の国から木材を輸入したほうが鉄の橋を建設するより約4倍安価なためだったそう。

1980年になると、橋の500本の木造構脚の杭が、川床の水深において海中用材食害虫であるフナクイムシ (二枚貝)の食害を受けていることがわかり、閉鎖するか修復するかの岐路に。
その後、大規模修復、赤字、修復プロジェクト、赤字、を繰り返し、現在は、構造部分をフナクイムシの侵襲に耐性があることが知られている木材に置き換える工事が行われている。

新しい橋を造り直す案もあったそうですが、伝統的な造りであることを重んじて修復することに決めた、というあたりが、イギリスらしいなぁと思います。

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ここは、電車の速度を落として走ることになっているそうです。
最高速度は、旅客列車が 20 mph (32 km/h) 、貨物輸送が 10 mph (16 km/h)
ここを歩けて、とても満足。

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高架橋わきの砂浜。
わんちゃんが、嬉しそうに走り回っていました。

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こんな切り立った岩壁。これもスレート(粘板岩)かな。。

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さぁ、そろそろ宿に向かって北上します。
途中に駅を見つけて、車からおりて、また、少しだけ散策。

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ここにも、スレート(粘板岩)が積まれています。

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ロンドン郊外は、なだらかな丘ばかりで山がないなぁと思っていたので、北ウエールズに来て初めて山らしい山を見ました。
ここは、Rhyd-Ddu という駅。Welsh Highland Railway が走っています。
広大な土地。羊しか見かけません^^
スノードニア国立公園の一部です。夏にトレッキングしたら楽しいだろうな。

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この地図の右側に薄く表示されているSnowdon Mountain Railway に、翌日乗車予定♪

もう一つの保存鉄道の話が、続きます。
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